授業内容

    \( \:\:\) 関数 \( f(x)\) に対して \( P^{\prime}(x)=f(x)\) となる関数 \( P(x)\) を \( f(x)\) の原始関数と呼びます。例えば、

    $$ \left(x^3+x\right)^{\prime}=3x^2+1, \hspace{5mm} \left(\sin x\right)^{\prime}=\cos x$$

    なので、 \( x^3+x \) は \( 3x^2+1 \) 、\( \sin x \) は \( \cos x \)の原始関数と分かります。 \( f(x) \) の原始関数 \( F(x) \) が一つ分かると、他の原始関数は \(F(x)+C\; (C: \text{定数})\) と表せます。これらの原始関数をまとめて

    $$ \int f(x) dx=F(x)+C $$

    と表し、\(f(x) \) の 不定積分 と言います。 今回の授業ノートでは、不定積分の性質や計算方法を具体例を交えながら説明します。

    キーワード : 原始関数 , 不定積分

    授業ノート

    関連する授業ノート

    [1] 微分積分入門の講義資料一覧

    参考文献

    [1] 青本和彦、「微分と積分 1」、岩波書店
    [2] 足立俊明、「微分積分学 I」、培風館
    [3] 加藤文元、「チャート式 微分積分」、数研出版
    [4]「微分積分入門 (山形大学 数理科学科編)」、裳華房