前回はベクトル空間に 基底 や 次元 を定義し、数ベクトル空間で例をみました。今回は基底や次元の別の例として、「連立1次方程式の解空間」や「多項式ベクトル空間」の場合について考えます。
基底の定義や性質を解説します。また基底を用いてベクトル空間に「次元」を導入します。また数ベクトル空間の例を通して、 基底 や 次元 の求め方をみます。
前々回と前回で、 与えられたベクトルの組みが 1次独立 か1次従属 かを判別する方法をみました。今回はベクトルの組が1次従属になる場合に、その組みの中から1次独立な部分を抜き出す方法を考えます。