授業内容

    \( \:\:\) 群 \( G_1 \) と \( G_2 \) に対して、写像 \( f:G_1 \rightarrow G_2\) が準同型かつ全単射のとき、 \( f \) を同型写像であると言います。またこのような写像が存在するとき、 \( G_1 \) と \( G_2 \) は 同型 であると言い、\( G_1 \simeq G_2 \) で表します。例えば、 \( \mathbb{Z} \) の部分群 \( 2\mathbb{Z} \) と \( 4\mathbb{Z} \)の間には,

    $$f: 2\mathbb{Z} \rightarrow 4\mathbb{Z} \; (x\mapsto 2x)$$

    という同型写像があるので、\( 2\mathbb{Z} \) と \( 4\mathbb{Z} \)は同型な群になります。今回の授業ノートでは 群の同型 に関する基本事項についてみていきます。

    授業ノート

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    関連ページ

    集合論(5回目) : 単射と全射

    集合論(6回目) : 合成写像と逆写像

    群論(6回目) : 群の準同型

    参考文献

    [1] 彌永 昌吉 , 有馬 哲 , 浅枝 陽、「詳解 代数入門」、東京図書

    [2] 桂利行 、「代数学I 群と環」、東京大学出版会

    [3] 木村哲三、新妻弘、「群・環・体入門」、共立出版

    [4] 雪江明彦、「代数学 I」、日本評論社